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コドモオフィス

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ABOUT コドモオフィスについて

設立の経緯と目的

コドモオフィスは発達障害支援を目的としたNPO法人です。
児童精神科医・臨床心理士・教師が理事となり協力して運営しています。

わたしたちはこれまで奈良県立医科大学、奈良教育大学を拠点に、臨床・教育活動の中で、発達障害のアセスメント、診断治療、家族支援の他、さまざまな支援プログラムの開発に携わってきましたが、長年やってくる中で歯がゆさを感じることも多くなってきました。

提供できるサービスの規模やクオリティがスタッフの入れ替わりや体制の変化に大きく左右されてしまうこと、子どもの転校や卒業によって支援が途切れてしまうこと、病院と学校それぞれの場所でできることには限りがあって、必要だとわかっているサポートがなかなか行き届かないこと・・・

そういった窮屈な環境の外でもう少し自由に何かできないかと、各分野の専門家が集まって作ったのがコドモのためのコドモオフィスです。
わたしたちが病院や大学を飛び出して、地域の生活の場に近づくことで見えてくるものがたくさんあるでしょう。

コドモオフィスは、風変わりなコドモを ”ふつう” に鍛え上げることを目指していません。
”変わり者” が自分のユニークさを上手に活用して社会参加していくことが最終目標です。そしてその日まで、ご家族と一緒に成長を見守っていける存在でありたいと思っています。

学術研究について

わたしたちは臨床家であると同時に研究者でもあります。
発達障害に関連する各分野の学術的発展のため、コドモオフィスの取り組みについて論文作成や学会発表を行うことがございます。ご利用の皆様には、何卒ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

名前の由来

コドモオフィスの名前には、少数派として日々奮闘するコドモが望む活動、役に立つ活動を、コドモのように柔軟な発想でなんでもやってみようという意味が込められています。今は大人になったみなさんも、誰かのコドモですから、対象は幼児から成人まで何歳でもOK。

合い言葉は「自分が得意なことをやる、苦手なことは人に任せる」。様々な方面の専門家が自分の守備範囲を請け負い、コドモたちがのびやかに社会で生きていくための活動をサポートします。

スタッフ紹介

代表理事大西 貴子

  • 元学校法人夙川学院神戸教育短期大学こども学科 准教授
  • 元奈良教育大学学校教育講座障害児心理学分野 特任准教授
  • 臨床心理士
  • 専門分野:応用行動分析学・精神科臨床心理学

大阪教育大学大学院(心理学専修)修了。奈良県立医科大学精神医学教室でADHDのアセスメント、心理社会的支援プログラムの開発研究に関わったことから発達障害臨床の道へ。心理臨床的アセスメント、家族支援、児童思春期カウンセリング、学校園コンサルテーションに長く従事し、2010年より奈良教育大学で教員養成に携わる。同時に小中高校教諭や大学生らと「かゆいところに手が届く」ユニークな支援プログラムを数多く実践。元奈良教育大学学校教育講座/特別支援教育研究センター特任准教授。講演や研修等の学外業務も請負いつつ、現場と育成のどちらも大事にしたいと考えている。

同志社大学大学院心理学研究科嘱託講師/帝塚山学院大学大学院臨床心理学コース学外スーパーバイザー/
臨床心理士スーパーバイザー/大阪府私立幼稚園連盟委託キンダーカウンセラー

副代表理事根來 秀樹

  • 元 奈良教育大学教職大学院教職開発講座 教授
  • 元 奈良教育大学特別支援教育研究センター  センター長
  • 児童精神科医(医学博士)
  • 専門分野:発達障害・児童思春期精神医学・神経生理学

大阪教育大学大学院(心理学専修)修了。奈良県立医科大学精神医学教室でADHDのアセスメント、心理社会的支援プログラムの開奈良県立医科大学卒。医局勤務を経てUCLA留学。帰国後は奈良教育大学で教員養成に携わり、障害児医学分野教授、および特別支援教育研究センター2代目センター長を務める。楽しく分かりやすい講義は学生や現職教諭に人気。医師としての信頼も厚く、悩める親子の心強い味方である。

理事飯田 順三

  • 元 奈良県立医科大学医学部看護学科 教授
  • 児童精神科医(医学博士)
  • 専門分野:児童思春期精神医学・神経生理学

奈良県立医科大学卒。言わずと知れた奈良県児童精神科の長。代表理事と副代表理事のボス。日本児童青年精神医学会常任理事等多くの要職に就く傍ら、地域や学校との関わりも大事にしており、子どもへの一貫した優しいまなざしは多くの親子や教育関係者から慕われている。

この他に2名の現職教諭(小学校1名/中学校1名)が理事として運営に関わっています。